お知らせ
国際コンファレンス「Regulation Crossing Borders」開催のご案内
文部科学省採択『戦略的大学連携支援事業』では、一橋大学と慶應義塾大学が世界最高水準のEU高度教育研究ネットワークの構築を実現し、シンクタンク的機能を併せ持つ機関としての共同大学院の設置を目指しています。その一環として、オックスフォード大学とオーストラリア国立大学のそれぞれのヨーロッパ研究センター、およびEUSI(EU Studies Institute in Tokyo)と協力して、現在EUが直面している経済的・法的・政治的な問題を議論する国際コンファレンスを開催いたします。
2007年の米国のサブプライムローン問題に端を発した金融危機は、国境の枠を越え、EU(欧州連合)や他のヨーロッパ諸国にも波及し、世界的な経済危機に発展しました。G20を始めとする国際フォーラムでもこの議題が取り上げられ、グローバル化に伴う規制緩和がもたらしたこの国境を越えた経済危機への対応が求められています。国の枠を超えた世界的経済危機に対し、その規制はどうあるべきなのか。そして、規制を広く捉えて、法律・制度のグローバル化とリージョナリズムの関係も議論されています。この国際コンファレンスでは、こうした状況を踏まえ、昨今の世界金融危機の影響を受け、「国境を越えた規制」の必要性、そして、法律・制度のグローバル化とリージョナリズムの関係について考えていきます。
今回は特別ゲストとして前金融庁長官・佐藤隆文氏をお招きし、基調講演をいただきます。また金融・経済、法律、政治の専門家をお迎えし、それぞれの視点からの「国境を越えた規制」の可能性、および、法律・制度のグローバル化とリージョナリズムについての講演を予定しております。ぜひご来場・ご聴講ください。
【開催概要】
日 時 | 2010年3月31日(水)10:30~17:10(開場 10:00) |
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会 場 |
如水会館 3F 松風の間 〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-1-1 http://www.kaikan.co.jp/josui/company/access.html |
主催 | 一橋大学・慶應義塾大学戦略的大学連携支援事業 |
共催 | EU Studies Institute in Tokyo |
言語 | 英語/日本語 (同時通訳あり) |
参加お申し込み | 参加費 無料/先着100名(※要申し込み) ①氏名(ふりがな)、②所属、③連絡先を明記の上、2010年3月29日(月)までに下記のE-mailまたはFAX送信先にお申込み下さい。 E-mail: 0331eu-symposium@ad.hit-u.ac.jp FAX :042-580-8742 |
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お問合せ先 | 国立大学法人一橋大学 戦略的大学連携支援事業事務局 〒186-8601 東京都国立市中2-1 電話 042-580-8742 |
【プログラム】
プログラム |
開会の辞 山内 進(一橋大学 副学長) 開会の辞 Rudie Filon氏(駐日欧州連合代表部広報部長) 趣旨説明 小川 英治(一橋大学教授) 基調講演 佐藤 隆文氏 (前金融庁長官) ― 昼食 ― 第1セッション 「Financial and Monetary Aspects」 ― 休憩 ― 第2セッション 「Law and Political Aspects」 閉会の辞 小川英治(一橋大学教授) |
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講演者 |
第1セッション: 木下信行 氏 (証券取引等監視委員会事務局長) Jennifer Corbett 氏(オーストラリア国立大学教授) 小川英治 氏 (一橋大学教授) 第2セッション: Dimitar Bechev 氏(オックスフォード大学助教授・一橋大学客員准教授) 佐藤 智恵 氏 (一橋大学・慶應義塾大学戦略的連携支援事業研究員) Harmut Mayer 氏 (オックスフォード大学准教授・一橋大学客員教授) |
司会 |
第1セッション: 嘉治 佐保子 氏(慶應義塾大学教授) 第2セッション: 川崎 恭治 氏(一橋大学教授) |