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世界の大学連合「U7+アライアンス」の第7回サミットに中野学長が参加しました

2025年4月22日~23日の2日間、世界の大学連合「U7+アライアンス」の第7回サミット(学長会議)が開催され、一橋大学から中野聡学長が参加しました。
 
U7+アライアンスは2019年にパリ政治学院(Sciences Po)のイニシアティブで創設された世界の主要大学による大学連合です。現在は50以上の大学が加盟し、世界が直面する諸課題について、学長同士が直接議論を重ね、各国政府に提言を行うなどの活動を行っています。G7加盟国に加え、アフリカ、中南米、アジア、オセアニアなどの大学も参加していることから、U7+(プラス)と名付けられています。日本からは、一橋大学、慶應義塾大学、東京大学、大阪大学、東北大学、早稲田大学の6校が参加しています。
 
第7回サミットは、カナダのオタワ大学を会場として開催され、16ヵ国から85名の学長・副学長が参加しました。今回の会議では「AIが進化する時代における大学の役割(The Role of Universities in Advancing AI)」がメインテーマに据えられ、その成果は、責任あるAIの発展に貢献するために高等教育機関が果たすべき役割についての共同宣言として、G7開催国カナダの政府に提出されました。
 
また、U7+アライアンスが発足時から主要テーマに位置付けている「気候変動と持続可能性(Climate Change and Sustainability)」のセッションでは中野学長がパネリストの一人として登壇しました。中野学長は本テーマに関する本学の取組として、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)と連携したサステナビリティ・リーダーを育成するためのプログラムの設置や農業分野でのカーボンクレジット創出プロジェクトに取り組む企業(株式会社Jizoku)を「一橋大学発ベンチャー」の第1号として認定したことなどを紹介した上で、U7+アライアンスの各大学が互いの経験や強みから学ぶことを通じて、より豊かで包括的な持続可能性のモデルを作っていくことを提案しました。
 
一橋大学は、U7+アライアンスの一翼を担う大学として、世界の中で大学が果たすべき役割を認識するとともに、世界各国の主要大学で構成されるアライアンスのネットワークを活用して国際連携をさらに強化し、研究・教育を一層発展させることを目指していきます。
 
次回第8回学長会議は、2026年にフランスで開催される予定です。

U7+アライアンス学長会議の参加者たち(最前列の左から5人目が中野学長)

「気候変動と持続可能性(Climate Change and Sustainability)」セッションでパネリストの一人として登壇した中野学長(左)

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