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ジャン・ティロール教授ノーベル経済学賞受賞決定の朗報を受けての学長声明

国立大学法人一橋大学長
山内 進

 スウェーデン王立科学アカデミーは10月13日、2014年のノーベル経済学賞をジャン・ティロール トゥールーズ第1大学(トゥールーズ・スクール・オブ・エコノミックス)教授に授与すると発表しました。
 ジャン・ティロール教授は経済理論、とりわけ、ゲーム理論や情報理論、産業組織論の分野における基礎研究及び応用研究で顕著な業績をあげてきました。
 本学には2000年8月、経済研究所経済制度研究センターの立ち上げ時期に訪問いただき、ここで行われた研究報告は、本センターの研究の方向性を決める重要な契機となりました。
 ティロール教授は産業組織論、企業金融の専門家として一橋大学の経済学、商学を専攻する多くの研究者に影響を与え、新しい研究領域への示唆を与えるなど、極めて本質的な貢献をされてきたことから、2013年5月に名誉博士号の称号が授与されました。
 これまで社会科学の研究総合大学を標榜してきた一橋大学としても、本学の名誉博士が受賞したことは大変意義があり、誠に感慨深いものがあります。
 ノーベル経済学賞受賞は、ジャン・ティロール教授の高い見識とこれまでのご功績の賜物であり、この喜びを大学としても享受したいと思います。

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