プリント

お知らせ

商学研究科に三枝匡経営者育成基金を設立します

一橋大学大学院商学研究科は、経営者育成事業を加速するべく、多様な取り組みをしてきました。その趣旨にご賛同くださった三枝匡氏(株式会社ミスミグループ本社取締役会議長、以下、三枝議長)から5億円のご寄付をいただき、この度、商学研究科に「三枝匡経営者育成基金」を設立します。

三枝議長は「将来の日本を支えるには経営者人材の育成が急務」という一貫した信念のもと、この12年間ミスミグループの経営に当たってこられ、昨年、同社会長CEOを退任する際に、会社から提案のあった退職功労金の一部を返上し経営者教育に注力する教育機関へ振り替えるように希望され、この寄付が実現しました。

三枝議長はミスミグループの経営に当たる傍ら、一橋大学大学院商学研究科客員教授として「戦略的経営者論」の講義を担当するなど、これまで都合8年間にわたって本学の教壇に立ち、学生教育にもご尽力いただいています。

三枝議長の信念に応えるべく、一橋大学は三枝基金を有効に活用し経営者人材育成事業をより一層推進して参ります。

一橋大学における経営者育成事業

一橋大学は1875年(明治8年)に商法講習所として設立。その後、1887年に高等商業学校、1920年(大正9年)には大学へと昇格して、東京商科大学になり、戦前からビジネスの世界で活躍する優秀な人材を多数輩出してきました。現在は商学部・経済学部・法学部・社会学部の学士課程合計で1学年あたり入学定員955名の規模で教育を行っており、学部卒業生の多くが実業界に就職しています。

また、大学院商学研究科の経営者育成としては、ビジネス・スクールの定員が約80名、また独自のエグゼクティブ・プログラム(一橋シニアエグゼクティブプログラム、通称H-SEP)が年間25名程度の受講生を対象に運営されています。

H-SEPは、2002年に伊藤忠商事、花王、日本電気、富士フイルムのトップ経営者人材の育成プログラムとしてスタートし、その後、これらの4社に加えて、キリン、パナソニック、三井化学、セイコーエプソン、IHI、日本政策金融公庫、JBIC、オリエンタル・ランド、東燃ゼネラル石油などがメンバー企業として加わってきました。執行役員もしくはその直前の方々を対象とした同プログラムは、既に過去12年間で300名を超える卒業生を生み、社長・役員を多数輩出してきました。さらに、2015年度からはCFO(最高財務責任者)を育成するプログラムも商学研究科が開始します。

このような経営者育成事業に継続的に注力してきた一橋大学大学院商学研究科は、今回の三枝基金の設立を契機に、経営者育成のための教育研究をなお一層充実させ、日本社会の健全な活性化のために努力を積み重ねていくことになります。

三枝匡ミスミグループ本社取締役会議長と一橋大学大学院商学研究科とのかかわり

三枝議長はミスミグループ本社CEO就任以前の1992年より、商学部の学士課程において、非常勤講師として「特別講義(国際経営戦略論)」を数年間ご担当されました。その後、2001年からは商学研究科のMBAプログラムで「戦略的経営者論」をご担当されて、多数の学生に論理性の高い戦略思考のフレームワークと、それを備えた人材が濃密な経営経験を積んでいくことの重要性を語ってこられました。

2005年からは、商学研究科の客員教授にご就任いただき、近年では、学部生向けに毎年2回の特別講演をされています。三枝議長の講義を拝聴した一橋大学の学生は、既に1000名を超えています。

また、2002年から商学研究科が創始した一橋シニアエグゼクティブプログラム(H-SEP)の講師の一人として、執行役員あるいはその一歩手前の経営者人材に対して、経営者としての覚悟を問うべく「明日を担う経営者人材の条件」について熱く語られています。

三枝匡氏プロフィール

最終学歴
 1967年 3月一橋大学経済学部卒業
 1975年 6月スタンフォード大学ビジネス・スクール経営学修士(MBA)取得

略歴
三井石油化学工業(株)(現三井化学(株))、ボストン・コンサルティング・グループなどを経て、
 1986年 1月(株)三枝匡事務所 代表取締役
 2001年 6月(株)ミスミグループ本社取締役
 2002年 6月同社代表取締役社長CEO
 2008年 10月同社代表取締役会長 CEO
 2014年 6月取締役会議長(現任)

お知らせ

Share On