中国社会科学院日本研究所、上海財経大学との共同学術フォーラムを開催しました
2025年10月30日
2025年10月23日(木)、中国社会科学院日本研究所、上海財経大学との第3回三機関共同学術フォーラムが北京の中国社会科学院で開催され、本学から山重国際・公共政策大学院院長、南中国交流センター長らが出席しました。
本学は中国社会科学院と1999年に学術交流協定を締結し、共同シンポジウムの開催や教職員の相互訪問など学術面を中心に交流を重ねてきました。また、本学と上海財経大学は、1988年に学術交流協定、2010年に学生交流協定を締結し、それ以来、学生の交換留学や教職員の交換講義など多方面にわたる交流を展開してきました。
こうした3機関の交流をさらに強化するため、一橋大学、上海財経大学、中国社会科学院日本研究所の間で2023年に「国際学術フォーラムの開催に関する協力枠組みの合意書」を締結し、三機関による共同学術フォーラムを継続的に開催していくこととなりました。
第3回となる今回は「発展と均衡-地域、都市農村、所得格差の視点から」を総合テーマとして、各機関の研究者が日中両国の所得格差やそれへの対応、日本が格差社会から一億総中流を実現した歴史と現状、未来への展望などについて活発な議論が行われました。本学からは森悠子経済学研究科准教授、土井翼法学研究科准教授、山田哲也社会学研究科教授が講演を行いました。
また、共同学術フォーラムと並行して山重院長と中国社会科学院日本研究所の閆坤(えんこん)研究員/全国日本経済学会会長、上海財経大学の劉小川(りゅうしょうせん)教授/上海財経大学中国公共財政研究員顧問による三者会談が行われ、次回のフォーラムを本学で開催することを決定しました。
本学は、社会科学分野において中国を代表するシンクタンク・大学である中国社会科学院日本研究所および上海財経大学との共同学術フォーラムの開催を通じて両機関との交流をさらに発展させていきます。

フォーラムの参加者による記念撮影(前列左から張建立 中国社会科学院日本研究所社会文化研究室主任・研究員、山重院長、楊伯江 中国社会科学院日本研究所所長、閆坤 研究員、劉小川 教授、南中国交流センター長)