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一橋大学シンポジウム
「東日本大震災から一年:復興への絆と政策課題」を開催しました

 「東日本大震災から一年:復興への絆と政策課題」をテーマとする一橋大学シンポジウムを、2012年3月9日13:00~16:30、如水会館スターホールで開催いたしました。

 東日本大震災から一年を向かえるにあたって、これまでに震災復興として達成してきたこと、達成できていないことを率直に振り返り、今後の復興の見通しについて本音で議論しました。震災時の生活支援の在り方や、そのための財源について、将来の大震災への教訓はなにか、震災復興における土地活用の考え方はどうあるべきか、迷走する福島第一原発を巡る、電力供給問題や除染、土地収用の問題など多角的に論じました。

 経済研究所の北村行伸教授の問題提起の後、大学院経済学研究科の田近栄治教授、同佐藤主光教授、経済研究所の小黒一正准教授、大学院経済学研究科の齊藤誠教授、大学院商学研究科の橘川武郎教授がそれぞれ講演し、北村教授司会のもと、講演者がパネル・ディスカッションを行いました。

 プログラムは山内進学長の挨拶を皮切りに、問題提起、講演、パネル・ディスカッションと続き、小川英治理事・副学長の挨拶で終了いたしました。

 参加者は、関係者を含め150名。当日は企業や公的機関に勤務されている方ばかりでなく、宮崎県立宮崎西高等学校より生徒27名、教員2名が参加するなど、活況を呈しました。

開会挨拶を行う山内学長
開会挨拶を行う山内学長

講演者プロフィール

北村 行伸(きたむら ゆきのぶ)

一橋大学経済研究所教授。1956年生まれ。1981年慶応義塾大学経済学部卒業。1988年オックスフォード大学経済学博士課程修了。1988年~1991年経済協力開発機構(OECD)事務官、1991年~1996年日本銀行金融研究所研究員を経て1996年慶應義塾大学商学部客員助教授、1999年一橋大学経済研究所助教授、2002年より一橋大学経済研究所社会科学統計情報研究センター教授。主な研究テーマは金融・財政政策、応用計量経済学、家計行動の分析等。著書に『応用ミクロ計量経済学』(2010年、日本評論社)、『ミクロ計量経済学入門』(2009年、日本評論社)、『パネルデータ分析』(2005年、岩波書店)等がある。

田近 栄治(たぢか えいじ)

一橋大学大学院経済学研究科教授・一橋大学国際・公共政策研究部教授。1949生まれ。1973年一橋大学経済学部卒業、1973年~1980年アジア経済研究所、1981年ミネソタ大学経済学研究科博士課程修了、1981年~1985年アジア経済研究所。1985年一橋大学経済学部助教授、1990年同教授。1998年より一橋大学大学院経済学研究科教授、2003年~2005年同研究科長。また、2005年より一橋大学国際公共政策研究部教授、2005年度の同大学院長も務める。2008年~2010年一橋大学副学長に就任、2010年より現職。主な研究テーマは、租税政策、社会保障政策、地方財政等。編著書に「次世代型医療制度改革」(共編著、2009年、ミネルヴァ書房)、「アジア投資からみた日本企業の課税」(共編著、2007年、中央経済社)等がある。

佐藤 主光(さとう もとひろ)

一橋大学大学院経済学研究科教授。1969年生まれ。1992年一橋大学経済学部卒業、1994年一橋大学大学院経済学研究科修士号取得、1998年クイーンズ大学(カナダ)経済学部Ph. D取得、1998年一橋大学大学院経済学研究科博士課程退学。1999年同専任講師、2002年同助教授(2007年4月より准教授)を経て、2009年より現職。主な研究テーマは、地方財政理論(地方分権の理論)、最適課税論、社会保障(医療経済学)。「災害政策体系のあり方に関する研究会」委員・座長(内閣府経済社会総合研究所)、内閣府・民間資金等活用事業推進委員会委員、内閣府・行政刷新会議「事業仕分け」民間評価者等を歴任。著書に『震災復興:地震災害に強い社会・経済の構築』(共著、2010年、日本評論社)、『財政学』(2009年、放送大学出版)『地方財政論入門』(2008年、新世社)等がある。

小黒 一正(おぐろ かずまさ)

一橋大学経済研究所准教授。1974生まれ。1997年京都大学理学部物理学科卒業、2010年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。2010年8月より一橋大学経済研究所世代間問題研究機構准教授。専門分野は公共経済学、研究テーマは人口内生OLGモデルの構築、人口動態と財政・経済との関係、政治システムと世代間公平のあり方に関する研究等。著書・共著に「2020年、日本が破綻する日』(2010年、日本経済新聞出版社)、「世代間格差ってなんだ―若者はなぜ損をするのか?」(共著、2010年、PHP研究所)等がある。

齊藤 誠(さいとう まこと)

一橋大学大学院経済学研究科教授。1960年生まれ。1983年京都大学経済学部経済学科卒業、1983年住友信託銀行、1987年スタンフォード大学経済学部客員研究員、1992年マサチューセッツ工科大学大学院経済学研究科経済学博士課程修了。1992年ブリティッシュ・コロンビア大学経済学部助教授、1995年京都大学経済学部助教授、1998年大阪大学大学院経済学研究科助教授、2001年より現職。2001年日経・経済図書文化賞、2007年日本経済学会・石川賞、2008年エコノミスト賞、2011年全国銀行学術振興財団・財団賞を受賞。専門分野は経済理論、財政学・金融論。著書に『原発危機の経済学』(2011年、日本評論社)、『競争の作法 いかに働き、投資するか』(2010年、ちくま書房)、『資産価格とマクロ経済』(2007年、日本経済新聞出版社)等がある。

橘川 武郎(きっかわ たけお)

一橋大学大学院商学研究科教授。1951年生まれ。1975年東京大学経済学部経済学科卒業、1977年東京大学経済学部経営学科卒業、1996年東京大学経済学博士号(論文)取得。1983年青山学院大学経営学部講師・1987年同助教授、1987年~1988年アメリカ・ハーバード大学ビジネス・スクールヴィジティング・スカラー、1993年東京大学社会科学研究所助教授、1996年~2007年同教授。この間、韓国・延世大学客員教授(1998年~2004年)、ドイツ・ベルリン自由大学客員教授(1998年~1999年)を務める。2007年より現職。研究分野は、日本経営史、エネルギー産業論、地域経済論、スポーツ産業論等。著書に『電力改革』(2012年、講談社)、『歴史学者 経営の難問を解く』(2012年、日本経済新聞出版社)、『日本石油産業の競争力構築』(2012年、名古屋大学出版会)等がある。

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