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第8回一橋大学関西アカデミア
「BRICs経済と日本企業の戦略-企業家の視点・研究者の視点」を開催しました

 「BRICs経済と日本企業の戦略-企業家の視点・研究者の視点」をテーマとする第8回関西アカデミアを、2011年11月12日(土)13:30~17:30、大阪国際会議場で開催いたしました。

 21世紀に入って、ブラジル、ロシア、インド、中国(BRICs)の経済発展には目覚ましいものがあります。BRICsは、世界の生産拠点としてだけではなく、巨大なマーケットを有し将来の世界経済の牽引力になるともいわれています。しかしその一方で、急速な経済成長が、インフレ、所得格差の拡大、環境問題などを引き起こしていることもまた事実です。こうしたBRICs経済の分析の最前線を踏まえながら、世界展開を進める日本企業のBRICs戦略について実務と研究の両面から議論しました。

 基調講演にコマツ顧問・元小松製作所代表取締役社長の安崎暁氏を迎え、神戸大学経済経営研究所の西島章次教授、一橋大学経済研究所の岩﨑一郎教授、一橋大学経済研究所の黒崎卓教授、神戸大学大学院経済学研究科の梶谷懐准教授の報告ののち、一橋大学経済研究所の都留康教授の司会のもとに、パネル・ディスカッションを行いました。

 プログラムは、山内進一橋大学長の挨拶を皮切りに、田中康秀神戸大学理事・副学長の挨拶、小川英治一橋大学理事・副学長による問題提起、安崎氏による基調講演、西島教授、岩﨑教授、黒崎教授、梶谷准教授による報告、パネル・ディスカッションと続き、小川理事・副学長の挨拶で終了いたしました。

 参加者は、関係者を含め約180名。当日は大阪ばかりではなく、奈良や和歌山、福井からも、企業や公的機関に勤務されている方や学生、市民が集まり、活況を呈しました。

 次回の関西アカデミアは、2012年3月3日(土)に梅田スカイビル スペース36で開催する予定です。ふるってご参加ください。

※当日の様子を、以下のプログラム一覧から動画でご覧になることができます。

第8回一橋大学関西アカデミア シンポジウム「BRICs経済と日本企業の戦略-企業家の視点・研究者の視点」

●日時 2011年11月12日(土)13:30~17:30
●会場 大阪国際会議場(大阪市北区)
●主催 一橋大学
●協賛 大阪ガス株式会社 オムロン株式会社 関西電力株式会社
小林製薬株式会社 塩野義製薬株式会社 住友生命保険相互会社
住友電気工業株式会社 株式会社富士通マーケティング
株式会社村田製作所(順不同)
講演プログラム
1 開会挨拶 一橋大学長 山内 進 映像
2 挨拶 神戸大学理事・副学長 田中 康秀
3 問題提起 一橋大学理事・副学長 小川 英治
4 基調講演
「コマツのBRICs戦略」
コマツ顧問・元小松製作所代表取締役社長 安崎 暁 映像
5 報告
 ブラジル
 ロシア
 インド
 中国
 
神戸大学経済経営研究所教授 西島 章次
一橋大学経済研究所教授 岩﨑 一郎
一橋大学経済研究所教授 黒崎 卓
神戸大学大学院経済学研究科准教授 梶谷 懐
映像
6 パネル・ディスカッション コマツ顧問・元小松製作所代表取締役社長 安崎 暁
神戸大学経済経営研究所教授 西島 章次
一橋大学経済研究所教授 岩﨑 一郎
一橋大学経済研究所教授 黒崎 卓
神戸大学大学院経済学研究科准教授 梶谷 懐
[司会]一橋大学経済研究所教授 都留 康
映像
7 閉会挨拶 一橋大学理事・副学長 小川 英治 映像

講演者プロフィール

安崎 暁(あんざき さとる)

株式会社小松製作所顧問。1937年生まれ。1959年一橋大学社会学部卒業、1961年一橋大学経済学部卒業。1961年株式会社小松製作所入社後、社長室管理部長、営業総務部長、取締役海外事業本部副本部長、取締役営業本部長、常務営業本部長、専務等を経て、1995年同社代表取締役社長、2001年同代表取締役会長、2003年同取締役相談役、2005年同特別顧問を務めた後、2007年より現職。また、日本建設機械工業会会長(1996年)、国家公安委員会委員(2001年)なども務めた。共著書に『日本型ハイブリッド経営―21世紀経営者の役割』(2010年、中央経済社)がある。

西島 章次(にしじま しょうじ)

神戸大学経済経営研究所教授。1949年生まれ。1973年神戸市外国語大学外国語学部卒業、1975年神戸大学大学院経済学研究科修士課程修了、1978年同博士課程単位取得後退学。神戸大学経済経営研究所助手、同助教授、同教授、国際協力研究科教授等を経て、現職。神戸大学経済経営研究所所長(2002年~2004年)、神戸大学理事・副学長(2005年~2007年)を歴任。また、神戸市国際化推進委員会委員(2010年~)、神戸市外国人市民会議座長(2009年~)、日本ラテンアメリカ協会理事(2008年~)なども務める。1991年発展途上国研究奨励賞(アジア経済研究所)受賞。研究分野はラテンアメリカにおける国際開発戦略等。共著書・編著に、『現代ラテンアメリカ経済論』(2011年、ミネルヴァ書房)、『ブラジルにおける経済自由化の実証研究』(2011年、神戸大学経済経営研究所研究叢書72号)、『グローバリゼーションの国際経済学』(2008年、勁草書房、編著)、East Asia and Latin America: The Unlikely Alliance (2003, Rowman & Littlefield)等がある。

岩﨑 一郎(いわさき いちろう)

一橋大学経済研究所教授。1966年生まれ。1988年千葉大学法経学部卒業。1988年外務省入省、1989年在連合王国日本大使館理事官、1990年在ソヴィエト連邦(後ロシア連邦)日本大使館書記官、1994年外務省退官。2000年一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得。2000年一橋大学大学院経済学研究科助手、2002年一橋大学経済研究所講師、2004年同助教授、2007年一橋大学経済研究所准教授を経て、2009年より現職。研究分野は旧社会主義移行諸国の経済等。著書・編著に『比較経済分析:市場経済化と国家の役割』(2010年、ミネルヴァ書房、共著)、『中央アジア体制移行経済の制度分析:政府・企業間関係の進化と経済成果』(2004年、東京大学出版会)、『グローバリゼーションと体制移行の経済学』(2008年、文眞堂、編著)等がある。

黒崎 卓(くろさき たかし)

一橋大学経済研究所教授。1964年生まれ。1987年東京大学教養学部卒業、1991年スタンフォード大学修士号、1995年スタンフォード大学博士号。1987年アジア経済研究所研究員、1997年一橋大学経済研究所助教授を経て、2005年より現職。研究分野は南アジア地域の経済等。共著書に『貧困と脆弱性の経済分析』(2009年、勁草書房 シリーズ開発学の挑戦2)、『開発のミクロ経済学---理論と応用---』(2001年、岩波書店、一橋大学経済研究所叢書No. 50、日経・経済図書文化賞、国際開発研究大来賞受賞)、『開発経済学---貧困削減へのアプローチ---』(2003年、日本評論社、共著)、Risk and Household Behavior in Pakistan's Agriculture(1998年、アジア経済研究所、発展途上国研究奨励賞受賞)等がある。

梶谷 懐(かじたに かい)

神戸大学大学院経済学研究科准教授。1970年生まれ。1994年神戸大学経済学部卒業、1996年神戸大学大学院経済学研究科修士課程修了、1996~1998年中国人民大学に留学(財政金融学院)、2001年神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了。2000年神戸学院大学経済学部講師、2004年同助教授、2007年同准教授を経て、2010年より現職。

都留 康(つる つよし)

一橋大学経済研究所教授。1954年生まれ。1977年大阪市立大学経済学部卒業、1982年一橋大学大学院博士課程単位取得。1982年一橋大学経済研究所講師、1985年同助教授を経て、1995年より現職。この間、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院、ノースウェスタン大学歴史学部客員研究員など欧米の多くの大学の客員研究員を歴任。カリフォルニア大学バークレー校フリーマン招聘教授(2005年~2006年)、オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学 Research Fellow兼務(2009年~2011年)。研究分野は、企業の人事制度、労使関係等。共著書に『日本企業の人事改革―人事データによる成果主義の検証』(2005年、東洋経済新報社、共著)、『選択と集中―日本の電機・情報関連企業における実態分析』(2004年、有斐閣、共著)、『労使関係のノンユニオン化―ミクロ的・制度的分析』(2002年、東洋経済新報社)、『デジタル化時代の組織革新―企業・職場の変容を検証する』(2001年、有斐閣、共著)等がある。

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