プリント

「一橋大学創立150周年記念式典および記念祝賀会」を開催しました

 1875年に開設された商法講習所を起源とする本学は2025年に創立150周年を迎え、様々な記念事業等を行ってきましたが、それらの事業・イベントの総決算として、2025年11月30日(日)に、千代田区の一橋講堂において、「創立150周年記念式典」および本学の卒業生団体である一般社団法人如水会主催の「記念祝賀会」を開催しました。

 式典当日には、日頃から本学にご支援を頂いている企業・他機関・如水会・文部科学省などの関係者を始め、歴代の元学長を含めた本学OBなどの皆様をご招待し、総勢200名を超える方々に参加いただきました。

 一橋大学管弦楽団による奏楽「祝典序曲」で厳かに幕を開けた記念式典は、中野聡学長による式辞に続き、松本洋平文部科学大臣による祝辞においては、「卓越したコミュニティ」として、国際的にも確かな存在感を示しながら、我が国の高等教育の未来を支えるうえで、重要な役割を今後も果たすことへの強い期待が寄せられました。続いて、卒業生代表として松本正義住友電気工業株式会社取締役会長による祝辞においては、Captains of Industry輩出のためにこれまでの本学の血と涙と栄光の歴史が積み重ねられたこと、卒業生団体である如水会が今後もさらに本学との絆を強め、総力を挙げてサポートしていく決意が寄せられました。

 その後、藤井輝夫国立大学協会会長・東京大学総長、小池百合子東京都知事、金井雅彦多摩信用金庫理事長の祝電披露、海外協定校であるゲーテ大学(ドイツ)のエンリコ・シュライフ学長、ウィーン経済大学(オーストリア)のルパート・ザウスグルーバー学長から寄せられたビデオメッセージの紹介などが行われ、最後は一橋大学・津田塾大学合唱団ユマニテによる合唱「一橋の歌」で幕を閉じました。

 引き続き行われた記念講演では、パネルディスカッション「ひとつひとつ、社会を変える。-一橋大学の研究力と人材育成-」と題し、西野和美副学長を司会に、本学社会科学高等研究院/グローバル・ガバナンス研究センターの角田美穂子教授、本学社会科学高等研究院/脳科学研究センター長の福田玄明准教授、本学広報・社会連携課スタートアップ支援室の弓削輝幸アドバイザー、本学が設立を予定している株式会社の代表取締役就任予定者であるテンキューブ株式会社代表取締役の伊藤信雄様をパネリストとして迎え、新たな文理融合・社会実装研究、新たな人材育成を紹介する場となりました。

 式典・記念講演会終了後には場所を如水会館に移し、如水会主催の記念祝賀会が開催されました。11月27日に本学と連携・協力に関する基本協定を締結したばかりの金融庁の伊藤豊長官も駆けつけて頂き、会場では、式典参加者・本学関係者による幾つもの笑顔の懇談の輪ができ、思い出話やこれからの本学への期待など多種多様な話に花が咲く様子が見られ、大盛況のうちに幕を閉じました。

 本学は150周年記念事業のステートメントを「ひとつひとつ、社会を変える」としており、卓越した学術コミュニティとしての歴史と伝統を継承するとともに、これからの150年を見据えて、社会の現実に向き合い、社会課題の解決に果敢に挑戦してまいります。

【式典および記念講演の映像はこちらからご覧いただけます】

創立150周年記念式典

中野学長式辞

文部科学大臣 松本洋平 様 祝辞

住友電気工業株式会社取締役会長 松本正義 様 祝辞

パネルディスカッション
「ひとつひとつ、社会を変える -一橋大学の研究力と人材育成」

アーカイブ



Share On