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第7回一橋大学関西アカデミア
シンポジウム「東アジアの成長と地域金融・通貨協力」を開催しました

 「東アジアの成長と地域金融・通貨協力」をテーマとする第7回関西アカデミアを、2011年2月19日(土)13:30~17:30、大阪国際会議場で開催いたしました。

 2008年度に始まった一橋大学の研究プロジェクト「東アジア政策研究プロジェクト」(メインテーマ:「東アジアの安定的発展と日本の役割:グローバリゼーション・成長の質・ガヴァナンス」)が最終年度を迎えました。第7回関西アカデミアでは、その研究成果の一つである東アジアにおける地域金融・通貨協力を取り上げました。東アジアの経済成長は、金融的側面に大きく支えられてきました。今後の一層の経済成長は、経済統合さらにはそれを支える地域金融・通貨協力が必要となります。それらの将来の姿を考えました。

 基調講演に、国際協力銀行経営責任者の渡辺博史氏を迎え、経済学研究科の佐藤宏教授の司会のもと、渡辺氏、神戸大学大学院国際協力研究科の三重野文晴教授、小川英治副学長、経済学研究科の奥田英信教授がパネル・ディスカッションを行いました。

 プログラムは、山内進学長の挨拶を皮切りに、渡辺氏による基調講演、奥田教授による講演、三重野教授による講演、小川副学長による講演、パネル・ディスカッションと続き、山内学長の挨拶で終了いたしました。

 参加者は、関係者を含め約180名。当日は天候にも恵まれ、大阪ばかりではなく、奈良や和歌山、愛知からも、企業や公的機関に勤務されている方や学生、市民が集まり、活況を呈しました。

 次回の関西アカデミアは、2011年11月12日(土)に大阪国際会議場で開催する予定です。ふるってご参加ください。

※当日の画像および発表資料を、下のプログラム一覧からご覧になることができます。

第7回一橋大学関西アカデミア シンポジウム「東アジアの成長と地域金融・通貨協力」

●日 時2011年2月19日(土) 13:30~17:30
●会 場大阪国際会議場(大阪市北区)
●主 催一橋大学
●協 賛大阪ガス株式会社 オムロン株式会社 関西電力株式会社
小林製薬株式会社 塩野義製薬株式会社 住友生命保険相互会社
住友電気工業株式会社 株式会社富士通マーケティング 株式会社村田製作所(順不同)

講演プログラム
1.開会挨拶一橋大学長 山内 進映像
2.問題提起一橋大学理事・副学長 小川 英治映像
3.基調講演
「アジアの成長の課題と金融フローの姿」
国際協力銀行経営責任者 渡辺 博史映像
4.講演
「アジア債券市場と日本の役割」
一橋大学大学院経済学研究科教授 奥田 英信 映像
5.講演
「東アジアの成長構造と金融の課題」
神戸大学大学院国際協力研究科教授 三重野 文晴映像
6.講演
「東アジアにおける頑健な地域通貨協力に向けて
一橋大学理事・副学長 小川 英治映像
5.パネル・ディスカッション国際協力銀行経営責任者 渡辺 博史
神戸大学大学院国際協力研究科教授 三重野 文晴
一橋大学理事・副学長 小川 英治
一橋大学大学院経済学研究科教授 奥田 英信
[司会]一橋大学大学院経済学研究科教授 佐藤 宏
映像
6.閉会挨拶一橋大学長 山内 進映像

●講演者プロフィール

渡辺 博史(わたなべ ひろし)
1949年生まれ。1972年東京大学法学部卒業、同年大蔵省(現財務省)入省。1975年米国ブラウン大学経済学修士課程修了後、理財局(国債、政府保証債発行)、国際金融局(開発援助)、主税局(所得税、金融課税、資産税、地方税など)の担当補佐を歴任。その後、主税局(相続税、消費税)及び官房(人事など)の課長職、大蔵(財務)大臣秘書官を経て、2001年より、国際金融を担当。審議官、局次長、局長を経て、2004年から、財務官。2007年退官。国際金融情報センター顧問を経て、2008年一橋大学商学研究科大学院教授に就任。2008年日本政策金融公庫副総裁 国際協力銀行経営責任者に着任、現在に至る。
著書等:『新利子課税制度詳解―新制度のポイントと対策』(大蔵財務協会、1988)、『消費税ガイドブック』(財経詳報社、1989)、『ビジネスマンのための東欧情報』(有斐閣、1992)、『ミステリで知る世界120カ国―開発途上国ミステリ案内』(早川書房、1993)、このほか、おもな訳書として、『最新アメリカ金融入門』(日本評論社、1994)、『米国の事業活動税』(中央経済社、1995)


三重野 文晴(みえの ふみはる)
1969年生まれ。1992年一橋大学社会学部卒業、1999年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了(博士(経済学))。一橋大学経済研究所助手、タマサート大学経済学部客員研究員、法政大学経済学部助教授、神戸大学大学院国際協力研究科准教授を経て、2009年より神戸大学大学院国際協力研究科教授。この間、コロンビア大学客員研究員(2006~2007)、大阪大学客員准教授(2007)などをつとめる。おもな研究領域は、開発金融論、金融システム論、タイ経済、アジア経済、開発経済学。
著書等:『新版 開発金融論』(共著、日本評論社 2010)、Economic Transition in Myanmar After 1988: Market Economy Versus State Control(共編著、NUS Press 2009)、『アジアの経済発展と金融システム:東北アジア編,東南アジア編』(共編著、東洋経済新報社、2007、2008)など。このほか、East Asian Economic Association評議員(fellow)、Developing Economies (Institute of Developing Economies) 編集委員(editor)、『アジア研究』(アジア政経学会)編集委員などを務める。


小川 英治(おがわ えいじ)
1957年生まれ。1981年一橋大学商学部卒業、1983年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了、1986年一橋大学大学院商学研究科博士課程単位取得。1999年一橋大学博士(商学)、1986年より一橋大学商学部特別研究助手、ハーバード大学経済学部客員研究員(~1988年)、1988年一橋大学商学部専任講師(~1991年)、1991年一橋大学商学部助教授(~1999年)、1992年カリフォルニア大学バークレイ校経済学部客員研究員(~1993年)を経て、1999年より一橋大学大学院商学研究科教授。2000年国際通貨基金調査局客員研究員。2009年一橋大学大学院商学研究科長・商学部長(~2011)、2011年より、一橋大学理事・副学長。現在、財務省関税・外国為替等審議会臨時委員と経済産業省産業構造審議会産業金融部会委員と経済産業研究所ファカルティ・フェローと財務省財務総合政策研究所特別研究官と日本銀行金融研究所顧問を併任。
著書等:『はじめて学ぶ国際経済』(共著、有斐閣アルマ、2010)、『アジア・ボンドの経済学』(編著、東洋経済新報社、2009)、『金融経済入門』(共著、東洋経済新報社、2009)等


奥田 英信(おくだ ひでのぶ)
1956年生まれ。1980年一橋大学経済学部卒業、1982年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了、1989年ミネソタ大学大学院経済学科博士課程修了(Ph. D. in Economics)。1989年日本輸出入銀行(~1991年)、1991年一橋大学経済学部専任講師(~1994年)、1994年一橋大学経済学部助教授(~1999年)を経て、2000年より一橋大学大学院経済学研究科教授。一橋大学経済研究所経済制度研究センター教授、一橋大学国際共同研究センター教授、国際協力銀行開発金融研究所リサーチ・フェロー(1991~2008)を歴任する。現在、財務省関税・外国為替等審議会臨時委員。Asian Economic Journalのassociate editor。主な研究テーマは、ASEAN諸国の経済発展と金融システム、ASEAN諸国の銀行業の計量分析、ASEAN諸国の企業金融と投資行動。
著書等:『新版 開発金融論』(共著、日本評論社、2010)、『ASEANの金融システム:直接投資と開発金融』(東洋経済新報社、2000)、『アジアの経済発展と金融システム(東南アジア編)』(共編著、東洋経済新報社、2008)


佐藤 宏(さとう ひろし)
1957年生まれ。1979年一橋大学経済学部卒業、1979年一橋大学社会学部学士入学、1981年同卒業、1986年一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了(社会学修士)、1989年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位修得・退学、2004年一橋大学博士(経済学)学位取得。1981年三菱電機株式会社勤務(~1983年)、1989年日本学術振興会特別研究員(~1991年)、1991年一橋大学経済学部専任講師、1994年一橋大学経済学部助教授、1998年一橋大学大学院経済学研究科教授、1999年日本学術振興会特定国派遣研究員(中国華東理工大学応用社会学研究所客員研究員、~2000年)、2000年スタンフォード大学アジア太平洋研究センター訪問研究者。2009年より一橋大学大学院経済学研究科長・経済学部長。 主な研究テーマは①中国の体制移行・経済発展過程における所得分配と貧困、②中国農村におけるフォーマル・インフォーマルな制度形成と経済発展
著書等:『中国八路軍新四軍史』(共著、河出書房新社、1989)、『シリーズ現代中国経済7 所得格差と貧困』(名古屋大学出版会、2003)


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