プリント

お知らせ

一橋大学機関リポジトリ・シンポジウムを開催しました

平成20年2月21日(木)「ウェブ時代と学術コミュニケーションのゆくえ~人文・社会科学系研究成果の情報発信の新しい可能性~」と題して、マーキュリータワー3102講義室において、一橋大学機関リポジトリ・シンポジウムが開催されました。
西村副学長の挨拶、本学機関リポジトリ統括責任者斎藤修附属図書館長による基調講演に続いて、前半は学外からのお招きした講師による報告2本、後半は学内の事例報告2本が発表されました。
基調講演「機関リポジトリの魅力」では、若い研究者・地味な領域の研究者にも光があたる可能性が高まったことが実例を交えて紹介されました。
早くからホームページを立ち上げている赤間道夫愛媛大学法文学部教授による「AKAMAC E-textの現在とインターネット時代の学術コミュニケーション」は、市民的専門家と研究者の新しいコミュニティを創造してきたインターネットの草創期から、近年のブログや機関リポジトリまでを見通した報告でした。
千葉大学の角田季美枝氏による「雑誌編集のあらたな可能性~COE研究成果の発信を通じて~」では、千葉大学21世紀COE「持続可能な福祉社会に向けた公共研究拠点」の一環として発行されている『公共研究』が大学院生やNPO等の市民研究者にオープンな投稿誌であるという特徴の紹介や、千葉大学の機関リポジトリCURATORに登録し、多数のアクセスがあることが紹介されました。
岡室博之本学経済学研究科准教授による「研究の進展段階と博士論文の公開~若手研究者にとってのリポジトリの意義~」では、本学での学位授与制度と実際的な教育過程の紹介の後、若手研究者が博士論文やディスカッションペーパーを公開するメリットが報告されました。
事務局の高橋菜奈子主査による「HERMES-IRの現状と課題」では、平成19年5月公開以降のコンテンツ収集の取組みの現状報告と、著作権処理や登録依頼の面で課題を抱えていることが報告され、HERMES-IRへの論文登録の協力依頼がありました。
当日は学外からの参加者も多く、報告後のパネル・ディスカッションではフロアからも活発な質問や事例紹介が出され、機関リポジトリに対する全国的な関心の高さが覗われるディスカッションになりました。特に話題は博士論文の電子化と図書出版に焦点があたり、人文・社会系大学ならではの機関リポジトリの意義を感じさせる内容でした。
当日の参加者は学内者39名、学外者25名、合計64名で、本学での機関リポジトリ・シンポジウムの開催は初めての試みではありましたが、大変意義深いシンポジウムでした。

西村副学長の挨拶 パネル・ディスカッション

お知らせ

Share On