社会科学の発展を考える円卓会議

第4回会議   令和2年7月29日(水) 遠隔会議にて開催

令和2年7月29日(水)、第4回社会科学の発展を考える円卓会議を開催しました。今回の会議は第2期として初めての開催となりましたが、第1期と同様、産学官の有識者が集まり、活発な意見交換を行いました。

第4回会議では、これからの時代における社会科学の新しい研究と人材育成について議論を行いました。始めに、蓼沼宏一学長より、一つの事例として、本学の現状と課題、新たな取組等を説明するとともに、本学学長補佐である渡部敏明教授及び小塩隆士教授より、データサイエンス及びエビデンスに基づく政策立案(EBPM)に関する取組を詳しく紹介しました。続いて、社会科学分野の研究・教育が、政治・経済やビジネスに関わり、そして相互に発展するためにどのように推進することが求められているかについて、議論を行いました。

今回は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、オンラインによる開催となりましたが、終始活発な議論が交わされました。委員からは、社会科学の視点からデータを分析し、その成果を政策立案や企業活動に活用することが非常に重要であるとの意見や、社会科学のあるべき姿として、批判的視点を持って科学的・客観的にデータ分析を行うことやそのような人材を育成することが大学の役割であるとの意見、人工知能(AI)等の先端的知識のみならず、統計学や計量経済学等の伝統的な学問の蓄積も重視すべきであるとの意見、また、データサイエンスを活用する目的として、根底に社会的課題の解決を目指す規範意識を常に持つべきであるとの意見など、多様な意見が寄せられました。まさに産学官の英知を結集した円卓会議ならではの、示唆に富む議論となりました。

議事

  1. 第1回~第3回社会科学の発展を考える円卓会議のまとめについて
  2. 社会科学におけるデータサイエンスの研究・教育について
  3. Evidence-Based Policy Making (EBPM)について

議事録

第4回社会科学の発展を考える円卓会議議事録

資料一覧

オンライン会議の様子
オンライン会議の様子



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