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【一橋大学と社会をつなぐ講座シリーズ】令和5年度第1回一橋大学政策フォーラム 「リーガルイノベーション:テクノロジーが変える社会と法」を開催しました

 12月18日(月)から20日(水)にかけての三日間、一橋大学とケンブリッジ大学は、英国研究・イノベーション機構(UKRI)と日本の科学技術振興機構(JST)の支援を受けた国際共同研究プロジェクト「法制度と人工知能(AI)」を締めくくる国際シンポジウムを開催しました。18日のシンポジウムは【一橋大学と社会をつなぐ講座シリーズ】令和5年度第1回一橋大学政策フォーラム「リーガルイノベーション:テクノロジーが変える社会と法」として開催し、93名にご参加いただきました。

 フォーラムは、角田美穂子プロジェクトPI・一橋大学社会科学高等研究院教授による開会挨拶で幕を開け、続く基調講演では、伊藤穰一千葉工業大学学長が「会計の未来」と題した報告を行いました。その後、野間 幹晴一橋大学経営管理研究科教授と伊藤穰一学長による対談が行われ、続いてサイモン・ディーキンケンブリッジ大学教授、角田美穂子教授、フェリックス・シュテフェックケンブリッジ大学教授がそれぞれ「法律進化論としてのリーガルイノベーション」をテーマとした報告を行いました。

 後半のプレゼンテーションでは、鷲田祐一一橋大学経営管理研究科教授と神吉知郁子東京大学法学政治学研究科教授による日本チームと、リンダ・シュクケンブリッジ大学ビジネスリサーチセンター研究員とブミカ・ビラケンブリッジ大学ビジネスリサーチセンター研究員による英国チームがそれぞれ「仕事、労働法とAI技術の未来」をテーマとしたアニメーションを発表し、討論を行いました。最後のパネルディスカッションでは、上原渉一橋大学経営管理研究科准教授と角田美穂子教授がファシリテーターを務め、パネラーとして鷲田祐一教授、荒木尚志東京大学法学政治学研究科教授、神吉知郁子教授、サイモン・ディーキン教授、ブミカ・ビラ研究員、川口大司東京大学経済学研究科教授を迎え、パネル討論を実施しました。パネル討論ではAIの利用に関する問題意識やその国ごとの違いなどを中心に、各パネリストから示唆に富んだ意見交換がなされ、有意義かつ刺激的な討論となりました。最後に大月康弘一橋大学理事・副学長による閉会挨拶で締めくくられ、多くの方の関心を集めた本フォーラムは盛況のうちに幕を閉じました。

パネルディスカッションの様子

※政策フォーラムの開催日程等はこちら↓
https://www.hit-u.ac.jp/kenkyu/project/forum.html

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