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世界の大学連合「U7+アライアンス」のプロジェクト「U7+ Student Challenge」に本学の学生が参加しました

2023年5月24日~26日の3日間、世界の大学連合「U7+アライアンス」による第2回U7+ Student Challengeがカナダのオタワ大学で開催され、本学の学生4名(1名はオンライン参加)と国際交流担当の市原役員補佐が参加しました。

「U7+アライアンス」は2019年のフランスでのG7サミットを機に結成された世界の主要大学による連合です。2023年3月現在、19ヶ国・51大学が加盟しており、G7加盟国に加え、アフリカ、中南米、アジア、オセアニアなどの大学も参加していることから、U7+(プラス)と名付けられています。日本からは、一橋大学、大阪大学、慶應義塾大学、東京大学の4校が参加しています。今年3月には慶應義塾大学において学長会議が開催され、本学から中野学長が出席しました(https://www.hit-u.ac.jp/news/11448)。

「U7+ Student Challenge」はU7+アライアンス参加大学の学生が、SDGsに関連した地域の課題への解決策を共同で提案・研究することを目指し、学際的なアプローチで取り組むプロジェクトです。2回目の開催となった今回は、7ヶ国8大学から約40名の学生が参加しました(オンライン参加を含む)。参加校は、アッシュサイ大学(ガーナ)、インスティテュート・ナショナル・ポリテクニーク (コートジボワール)、インディアン・インスティテュート・オブ・テクノロジー・ボンベイ(インド)、エコール・ポリテクニーク(フランス)、オタワ大学(カナダ)、トロント大学(カナダ)、ノースウェスタン大学(アメリカ)、一橋大学(日本)です。

今回は「持続可能なモビリティ(Sustainable Mobility)」がテーマに設定され、ワークショップで学生同士が議論を行うとともに、大学毎に学生4名が1つのチームとなり、地域課題の解決に向けた具体的なアイデアをコンテスト形式で発表しました。一橋大学のチームは、アジア太平洋地域における難民の学生に対し、より良い高等教育を受ける機会を提供するための方策として、官民連携型の支援プラットフォームの創設を提案しました。ブロックチェーン技術を活用して大学やNGOなどのネットワークを構築し、難民の学生の中等教育後の能力開発を支援することを通じて、より包括的で平和な社会の実現を目指すというものです。自然科学系を専攻する参加者が多い中、本学の学生は社会科学的な側面から提案を行うことで、学際的なアプローチで問題解決を目指す本プロジェクトの議論の活性化に貢献しました。

本学は今後もU7+アライアンスのネットワークを活用して国際連携を強化していきます。また、U7+アライアンスの一員として、世界の中で大学が果たすべき役割を認識するとともに、地域及び世界の課題解決に向けた提案を行うことを目指していきます。

オタワ大学のウェブサイトに掲載された開催報告(英語)

https://www.uottawa.ca/faculty-engineering/news-all/u7-student-challenge-addressing-sustainable-development-goals-hosted-uottawa

一橋大学参加者

ワークショップの様子

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