一橋教員の本
新時代の刑事拘禁法・処遇法 : 石塚伸一先生・赤池一将先生古稀祝賀論文集
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刑事立法研究会編(本庄武 [ほか編・執筆] ; 後藤昭, 高平奇恵, 緑大輔, 葛野尋之, 戸田彩織 [ほか執筆] ; 村井敏邦[ほか談]) |
編者コメント
本書は、歴代の法学研究科教員が手掛けてきた刑事拘禁法・処遇法に関する研究書です。編者の1人である本庄に加えて、村井敏邦名誉教授、後藤昭名誉教授、葛野尋之名誉教授から、緑大輔教授、高平奇恵教授、さらには戸田彩織特任講師に至るまで、総勢7名の現元法学研究科教員が執筆に携わっており、本学のお家芸ともいうべき問題について多角的に論じています。
本年6月に拘禁刑が施行され、1907年の現行刑法制定以来、120年ぶりに刑罰体系に大きな変革が生じました。刑事施設の実務においては、様々な新しい取組みがなされています。しかし、拘禁刑が実際にいかなる変化をもたらすのかは依然として明らかではありません。本書では、この喫緊の課題を始めとする刑事拘禁法・処遇法の諸問題について、第一線の論者たちが検討を加えています。読者諸賢におかれては、刑事拘禁法・処遇法に関する最先端の研究成果を味読いただければと思います。(本庄武)
