一橋教員の本
経済学原理 第1巻
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アルフレッド・マーシャル著 ; 西沢保, 藤井賢治訳 |
訳者コメント
本書は、アルフレッド・マーシャル『経済学原理』の翻訳(新訳)、第1巻です。全4巻で、来年夏前には完成の予定です。マーシャルの『経済学原理』は、1890年に初版が出て、ケインズ革命以前の経済学の教科書でした。マーシャルは、アダム・スミス、リカードの古典派経済学から、ジェヴォンズらによる限界革命を踏まえて、新古典派経済学の基礎を構築し、ピグーやケインズを育てました。
マーシャルの『経済学原理』は、今日も経済学の古典中の古典であり、第1編第1章は、次のように始まります。「経済学は、日常の経済生活を営む人間についての研究である。,,,経済学は一つの側面では富の研究であり、より重要なもう一つの側面では、人間の研究の一部である。」本書が広く読み親しまれることを願っています。