一橋教員の本

教養としての法学・国際関係学:学問への旅のはじまり (一橋法学・国際関係学レクチャーシリーズ ; 1)

教養としての法学・国際関係学:学問への旅のはじまり (一橋法学・国際関係学レクチャーシリーズ ; 1)

一橋法学・国際関係学レクチャーシリーズ刊行委員会
国際書院 2024年2月刊行
ISBN : 9784877913274


執筆者コメント

一橋法学・国際関係学レクチャーシリーズ発刊のご案内

  本シリーズは、法学および国際関係学に関心のある人に、その全体像を手軽に把握してもらうことを目的として発刊しました。このシリーズで扱われるトピックは、多様化する国際紛争、人工知能の発達、ダイバーシティなど現代世界の諸課題から、法学および国際関係学分野の古典的な諸課題に至るまでさまざまです。本シリーズを通じて、読者は法学および国際関係学を大学で本格的に学ぶための基礎を固め、また現代社会を生き抜くうえで必要な法学および国際関係学の基本的な教養を身につけることができるでしょう。

 本シリーズでは、読みやすく分かりやすい記述を重視していますが、その内容があくまでも各分野の第一線で活躍する研究者の学識に裏打ちされたものでなければならないことは大前提です。それゆえ本シリーズは、いわば見本市のように、一橋大学大学院法学研究科・法学部の研究力を社会に示すものであり、またその研究成果を社会に還元するものでもある、ということができます。

  本シリーズはこれから毎年1巻のペースで全5巻を刊行する計画です。本シリーズが多くの読者に愛され、多くの読者にとって法学・国際関係学に親しむきっかけとなることを願っています。

 

第1巻『教養としての法学・国際関係学―学問への旅のはじまり』刊行のご案内

 一橋法学・国際関係学レクチャーシリーズの第1巻は、『教養としての法学・国際関係学―学問への旅のはじまり』です。各分野の第一線で活躍する21名の研究者が、それぞれの専門分野を「一橋大学法学部に合格した高校生が入学前の春休みに読むことを想定して」執筆しました。これから自分たちが責任を持って法学・国際関係学を基礎から発展応用まで教えなければならない、しかし、まだ入学前で高校までの授業しか受けたことがない、そのような読者を思い浮かべながら、本書は執筆されました。結果として本書は、法学部への進学を考えている高校生や、法学・国際関係学に関心のある他学部生・社会人にとっても魅力的なものになったのではないかと自負しています。

  本シリーズの第2巻以降では、本書の各章を独立した巻として内容をさらに広げ、また掘り下げたものとしていく計画です。どうぞご期待ください。(屋敷二郎)



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