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平成28年度第4回一橋大学政策フォーラム 「医療を問う-費用対効果に拠る政策への転換」を開催しました

社会科学高等研究院医療政策・経済研究センターの企画による平成28年度第4回一橋大学政策フォーラムを、12月15日(木)に大手町サンケイプラザで開催しました。医療政策の決定における「費用対効果」の考え方の導入は、社会の関心を集めているテーマであり、平日にも関わらず約170名の参加がありました。

蓼沼宏一学長による開会挨拶に続き、中村良太社会科学高等研究院准教授が「医療技術の経済評価―『費用対効果』を使った政策意思決定のあり方」と題する基調講演を行いました。その後、 佐藤主光医療政策・経済研究センター長/経済学研究科教授の司会で、松山幸弘キヤノングローバル戦略研究所研究主幹、井伊雅子経済学研究科教授、猪飼周平社会学研究科教授、小塩隆士経済研究所教授によるパネルディスカッションが行われました。

講演と議論を通して、財源が限られる中、一つの医療行為の拡充に掛かる予算の「機会費用」(同じ予算を別の医療行為や公共サービスに使っていた場合に得られた便益)の定量化と、その正しい認識に基づく医療政策の決定が求められていることが提言されました。

講演をする中村准教授

講演をする中村准教授

会場の様子

会場の様子

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