第3回国際アドバイザリーボードを開催しました
2024年8月5日
第3回国際アドバイザリーボード 2024年7月30日(火) オンライン会議
本学は、大学運営や教育研究活動について国際的な視点から学長に対して必要な提言を行うための会議体として「国際アドバイザリーボード」を2022年10月に設置し、2024年7月30日(火)に第3回会議をオンラインにて開催しました。
国際アドバイザリーボードは、本学の指定国立大学法人構想推進会議のもとに設置され、外部委員3名と本学学長による議論を大学運営に反映させることを目的としています。外部委員には、SIGMA協定校をはじめとする海外有力大学の学長・副学長経験者に就任いただいており、Arnoud De Meyer氏(シンガポール経営大学前学長)、Edeltraud Hanappi-Egger氏(ウイーン経済大学前学長)、Leslie Hannah氏(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)元副学長)の3名が今回の会議に参加しました。
第1回会議では、研究の国際競争力強化をテーマに掲げ、国際的に優秀な研究者を惹きつけるための方策等について議論を行い、その成果は本学の若手教員採用プロジェクト(HIAS Bridges Next)の推進に大きく貢献しました。第2回会議では、本学が社会科学高等研究院(Hitotsubashi Institute for Advanced Study: HIAS)に設置している研究センターのような部局横断型の組織を効果的に機能させるためのマネジメント手法や若手研究者の育成方法について議論を行いました。今回の第3回会議では、「社会科学における博士人材の育成」をテーマに博士課程への進学意欲を高めるための取組みや、研究者以外のキャリアに関する支援について議論を行いました。
委員からは、博士課程への進学者を増やすための学部生へのアプローチ方法やDBA(Doctor of Business Administration)プログラムにおける産業界との連携事例、博士課程学生への学際的な指導体制等の紹介のほか、博士課程修了後のキャリアパスについて議論が行われるなど、活発な意見交換が行われました。
本学は今回のアドバイザリーボードの議論を今後の博士課程学生への支援に生かすとともに、大学院改革に向けた取組を一層進めてまいります。