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第2回国際アドバイザリーボードを開催しました

本学は、大学運営や教育研究活動について国際的な視点から学長に対して必要な提言を行う会議体として「国際アドバイザリーボード」を2022年10月に設置し、2023年11月28日(火)に第2回会議をオンラインにて開催しました。

国際アドバイザリーボードは、一橋大学指定国構想推進会議のもとに設置され、外部委員3名と本学学長による実質的な議論を大学運営に反映させることを目的としています。外部委員には、SIGMA協定校をはじめとする海外有力大学の学長・副学長経験者に就任していただいており、Arnoud De Meyer氏(シンガポール経営大学前学長)、Edeltraud Hanappi-Egger氏(ウイーン経済大学前学長)、Leslie Hannah氏(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)元副学長)の3名が今回の会議に参加しました。

第1回の会議では、研究の国際競争力強化をテーマに掲げ、国際的に優秀な研究者を惹きつけるための方策等について議論を行い、その成果は本学の若手教員採用プロジェクト(HIAS Bridges Next)の推進に大きく貢献しました。第2回となる今回の会議では、本学が社会科学高等研究院(Hitotsubashi Institute for Advanced Study: HIAS)に設置している研究センターのような部局横断型の組織を効果的に機能させるためのマネジメント手法や若手研究者の育成方法について議論を行いました。また、こうした研究センター等を通じて生み出される研究成果の社会インパクト評価についても議論を行いました。

委員からは、研究センター自らが執行部や社会との対話を通じて確固とした研究戦略を策定することの重要性や、研究センターにとって外部資金は研究資金であると同時に、その研究の社会的インパクト(市場価値)を測る指標となるため、外部資金の獲得を積極的に促し、その結果を評価することの重要性が指摘されました。また、社会科学分野の研究において、論文数や論文の被引用数にとどまらない研究評価や社会インパクトを測る方法の模索について具体的な事例を交えながら紹介いただきました。

本学はアドバイザリーボードの議論の成果を研究戦略に生かすとともに、研究力の国際競争力強化に向けた取組を一層進めてまいります。

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