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中国人民大学の張東剛党委書記が本学を訪問しました

2023年10月17日、本学の協定校である中国人民大学より、張東剛党委書記を団長とする代表団が本学を訪問し、本学との戦略的パートナーシップに関する覚書の締結や張書記による記念講演会が行われました。

中国人民大学と一橋大学は、ともに人文・社会科学分野の卓越した大学として2004年に学術交流協定、2009年に学生交流協定を締結し、学生の交換留学、共同フォーラムの開催、教職員の相互訪問など、多方面で深く広い交流を展開し、豊かな成果を上げてきました。また、両大学はともに世界の社会科学系大学の連合SIGMA(Societal Impact and Global Management Alliance)の加盟校として、グローバルな連携を生かした社会的インパクトの創出を目指しています。

このたび中国人民大学からは、張東剛党委書記、楊東複合科学院院長など、7名が来日しました。最初に、本館特別会議室においてトップ会談が行われ、本学から中野学長、青木理事、国際交流担当の山田副学長、中国交流センターの南代表、王法学研究科教授が出席しました。中野学長から、書記団の訪問への感謝と両校の今後の関係強化に向けて戦略的パートナーシップに関する覚書が締結されることを歓迎する旨が述べられました。張書記からは、両校の長年の友好関係への感謝が述べられるとともに、今後関係を強化していく分野や共同研究について提案がなされ、両校のトップ同士による活発な意見交換が行われました。

続いて、会場をインテリジェントホールに移し、覚書の署名式と張書記の記念講演会が行われました。署名式では、中野学長と張書記による署名の後、両者による挨拶があり、これまでの交流の歴史を振り返るとともに、今回の覚書の締結を契機として両校の関係をさらに深め、国際的なプレゼンスの向上を図ることへの期待が述べられました。その後、記念品の交換が行われ、本学からは桜がデザインされた扇型の漆器が、中国人民大学からは蝶恋花が描かれた飾りうちわが贈呈されました。

記念講演会では、張書記による「文明交流における大学の使命と責任:文明の交流と相互理解、世界の平和と発展の促進に向けて」と題した講演が行われました。最初に文明の交流と相互理解が世界の発展の原動力や安全保障の支えとなり、グローバル文明の活力の源になることが歴史を踏まえて紹介されました。その上で、交流における相互尊重と寛容の重要性を確認し、世界の発展に向けて必要な文明の共存のためには、人的・文化的な交流と教育協力を幅広く行う必要があり、その役割を担うのは大学であると語られました。記念講演会には、多くの学生や教職員が参加し、講演後には質疑応答も行われました。

本年11月には、本学の中野学長が中国人民大学を訪問するほか、両大学によるアジア政策フォーラムが開催される予定となっており、本学と中国人民大学は強固な協力関係を今後さらに発展させていきます。

トップ会談の様子

トップ会談の様子

署名式

署名式

記念品贈呈(一橋大学から中国人民大学へ)

記念品贈呈(一橋大学から中国人民大学へ)

記念品贈呈(中国人民大学から一橋大学へ)

記念品贈呈(中国人民大学から一橋大学へ)

記念講演会の様子

記念講演会の様子

集合写真

集合写真

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