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SIGMA学長会議が本学で開催されました

2023年5月12日、世界の社会科学系9大学によるグローバルな大学連携「SIGMA」の学長会議が本学佐野書院で開催され、本学から中野学長、山田副学長(国際交流担当)、市原役員補佐(国際交流担当)が出席しました。

SIGMA(Societal Impact and Global Management Alliance)は、2015年に発足したグローバルな大学連合です。世界各国から9つの大学が参加しており、参加校は共通してマネジメントやビジネス分野における研究・教育に強みを持ち、この分野で世界的に高い評価を得ています。各大学は、社会的インパクトをもたらす大学を目指すという志を共有し、SIGMAを通じて大学間での研究・教育の交流や連携を図っています。

今回の学長会議では、参加校の学長、プロボストなど13名が参加しました(オンライン参加を含む)。午前中のセッションでは、本学の市原役員補佐がモデレーターを務め、この1年間の活動について報告が行われました。SIGMA参加校が共同で取りまとめた学生のWell-Beingに関する報告書の知見を共有し、その活用方法について議論したほか、SDGsとデジタルトランスフォーメーション(DX)をテーマに2つのコースが開設されたSIGMAのオンライン・アクティブ・ラーニング授業の成果と課題について意見交換を行いました。

また、本学の山田副学長より、学長会議と同時期に本学においてSIGMAとして初となる研究シンポジウムを開催したこと、及びオンラインを含めて43名の研究者が参加したことなどが報告され、このようなシンポジウムを通じてどのように社会にインパクトをもたらすかについて議論を行いました。

午後のセッションでは、SIGMA President であるウィーン経済大学のEdeltraud Hanappi-Egger学長の司会によりSIGMAの今後について議論しました。Ph.D.レベルの研究者の交流の機会を設けることや、教員の業績評価など参加校が共通で抱える課題について知見を共有して報告書をまとめることなどを新たなプロジェクトとして今後行っていくことになりました。

学長会議では、ランチやディナーの時間も学長同士の親睦を深める貴重な機会となりました。前日夜のWelcome Dinnerは如水会館で開催され、本学と如水会との強固な関係や神田一ツ橋が校名の由来となっていることを中野学長が説明しました。学長会議当日は天気にも恵まれ、緑豊かな国立キャンパスの魅力を中野学長が参加者たちに伝えました。

SIGMAは2年後の2025年に結成10周年を迎えます。今回の学長会議と研究シンポジウムの開催を契機として、本学はSIGMA参加校との連携をさらに深め、社会的インパクトの創出と国際的プレゼンスの向上を目指していきます。

【参考】SIGMA加盟大学(*は一橋大学との学生交流協定締結校)

ウィーン経済大学(オーストリア)*、ESADEビジネススクール(スペイン)*、コペンハーゲン経済大学(デンマーク)*、ザンクトガレン大学(スイス)*、ジェトゥリオ・ヴァルガス大学(ブラジル)、シンガポール経営大学*、中国人民大学*、パリ第9ドフィーヌ大学(フランス)*、一橋大学

 

SIGMA学長会議 参加者(左から5人目が中野学長)

SIGMA学長会議 参加者(左から3人目が中野学長)

 

 

 

 

 

 

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