MESSAGE

HQウェブマガジン新創刊のメッセージ

このたび、一橋大学の全学広報誌HQは、ウェブマガジンとして新創刊しました。

2003年夏に紙の広報誌として創刊したHQは、皆様に愛されながら、すでに足掛け15年間、年4回ずつ、合計58号を発刊してまいりました。その間、創刊当初のコンセプトである「読まれる広報誌」という方針を忠実に守りながら、毎号、多様な記事を掲載してまいりました。

創刊からの15年間で最も大きく変化したのは、実は日本社会のメディア環境でした。すでに国内でのインターネット普及率はほぼ100%に達し、老若男女どんな人でもインターネットを通じて手軽に情報を得られる社会が来ました。その情報到達度はすでに紙メディアを大幅に超え、しかも動画の掲載、過去記事の検索、記事の機動的な追加・変更など、紙メディアでは実現不可能だった新しい機能もインターネットでなら可能になってきました。

そこで、HQも思い切って今号(通算すると第59号)から、インターネットで配信するウェブマガジンとして新創刊することとしました。創刊以来の大改革ですので、今回の新創刊にあたっては、学内で慎重な議論を重ね、今までの誌面のクオリティを決して落とさぬように細心の注意を払いました。また、ウェブマガジンならではの新機能もいくつか盛り込み、いっそう便利で親しみやすい誌面づくりにチャレンジすることとしました。パソコン画面だけではなく、スマートフォン画面でも読めるように工夫をしました。

これまで同様、学長メッセージ、興味深いトップ対談、大学からのお知らせ、各種改革への取り組み、社会への提言、研究者紹介、在校生や卒業生の話題、研究成果や大学行事の紹介、如水会の話題、国立の街の話題など、幅広い話題を「タイムリーかつ読みやすく」をモットーに掲載していく予定です。今までの読者の方々に加え、新しい読者の方々にも、広く一橋大学の今を身近に知っていただける誌面作りを目指して、日々チャレンジしてまいる所存です。

読者の皆様におかれましては、今までと変わらぬ厚いご支援を賜れれば光栄です。

2018年8月
HQウェブマガジン編集長
鷲田祐一