一橋教員の本
何か本当に重要なことがあるのか? : パーフィットの倫理学をめぐって
ピーター・シンガー 編 ; 森村進監訳・訳 ; 太田寿明, 三浦基生, 山本啓介訳 |
訳者コメント
私がすでに訳出したパーフィットの『重要なことについて 第1巻・第2巻』に関する、14人の哲学者による13篇の論文を収録しています。
テーマの多くはメタ倫理学に属するものですが、規範倫理学、特に帰結主義に関するものも含まれます。
シンガー、ブラックバーン、ダーウォル、マイケル・スミスなど、すでに著書の邦訳のある哲学者だけでなく、レイルトン、ギバード、ストリートなど今日の英語圏の倫理学界を代表する人たちが寄稿していますから、パーフィットの著書に深い理解を有するか否かにかかわらず、この分野に関心を持つ読者には極めて有用です。
訳出にあたっては、私の若い友人である太田寿明・三浦基生・山本啓介の三氏から協力を受けました。(森村進)