一橋教員の本
「国語」ってなんだろう (歴史総合パートナーズ ; 12)
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安田敏朗著 |
著者コメント
たんに教科目としかとらえていない「国語」。大学に入ったらもう関係ないと思ってしまいがちです。ただ、「国語」は教科目にかぎったものではありません。日本の近代史を考えていくうえで、「国語」をめぐってどのようなことが論じられ、「国語」にどのような役割があたえられてきたのかを明確にしていくことは、重要です。それは決して過去の問題ではなく、これからの日本社会のあり方を探っていくためにも不可欠だからです。本書は、2022年度から高等学校に導入される「歴史総合」の副読本という位置づけがされていますので、大学生にも読みやすくなっていると思います(たぶん)。