一橋教員の本
The economics of transition : developing and reforming emerging economies
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Edited by Ichiro Iwasaki |
編者コメント
本書は,共産主義圏の終焉を象徴したベルリンの壁崩壊から現在に至る,およそ30年間を通じて発表された中東欧・アジアの旧社会主義諸国や中国の市場経済へ向けた体制転換プロセスに関する膨大な研究を,大々的・体系的に総括したもので,比較経済論や移行経済論を学ぶ方々の中・上級者用リーダーとして刊行したものです。本書は,数理統計学や計量経済学の手法を駆使した分析的レビューやメタ分析を行い,既存文献の理論的議論や実証分析の成果を余すところなく網羅している点で,これまでのテキストブックとは一線を画す作品になっています。なお,本書は,2018年7月に日本評論社から刊行した『比較経済論講義-市場経済化の理論と実証:移行経済研究の体系的レビューとメタ分析』の英語改定版です。是非読み比べてみてください。
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