一橋教員の本

海に生きた百姓たち : 海村の江戸時代

海に生きた百姓たち : 海村の江戸時代

渡辺尚志
草思社 2019年7月刊行
ISBN : 9784794224040

刊行時著者所属:
渡辺尚志(社会学研究科)

著者コメント

 本書の主人公は、江戸時代から明治時代の海に生きた百姓たち、すなわち漁業を生業とする漁師たちです。江戸時代には、漁師も身分的には百姓でした。本書第一部では、北は東北から南は九州まで全国各地の水辺の村を取り上げて、そこに暮らす人びとの営みについて述べています。続く第二部では、伊豆半島西岸の半島の付け根部分に位置する村々に焦点を合わせて、そこでの漁業と漁師のありようを詳しく紹介しています。本書で示した、海に生きた百姓たちのリアルな姿を通じて、江戸時代の主人公だった百姓たちの、農業だけではない多様な生き方を知っていただきたいと思います。



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