一橋教員の本
言語接触 : 英語化する日本語から考える「言語とはなにか」
嶋田珠巳, 斎藤兆史, 大津由紀雄編(安田敏朗[ほか]執筆) |
執筆者コメント
本書は、ことばとことばがふれあう際に生じるさまざまな事象を考えるために編まれたものである。プロローグとエピローグのほか12章と読書案内で構成され、全12章は「第I部 言語接触を考える基礎」「第II部 日本語の歴史を考える視点」「第III部 文化の生態系を考える視点」「第IV部 日本語の未来を考える視点」の4部に分かれる。言語接触という事象そのものを総合的に考えるときの参考にもなるであろうし、また「英語化する日本語」と副題にもあるように、現在の日本語がおかれている環境をどのように考えるか、という視点から読むこともできる。まずは手にとって、気になった章から読みはじめてほしい。