一橋教員の本

二〇世紀の都市ガバナンス : イギリス・ドイツ・日本

二〇世紀の都市ガバナンス

馬場哲, 高嶋修一, 森宜人編著
晃洋書房 2019年5月刊行
ISBN : 9784771031890

刊行時著者所属:
森宜人(経済学研究科)

著者コメント

 20世紀とは、都市への人口集中が進んだのみならず、社会全体に「都市的なるもの」が広く普及した「都市化の世紀」です。同時に20世紀は、高度工業化による大量生産=大衆消費社会の成立・本格化、政治的民主化及びそれと軌を一にした福祉国家体制の展開、そして二度にわたる世界大戦を経験した時代でもあります。20世紀都市史研究は、このような類例のない激変によって都市社会がどのように変容したのかを明らかにし、現代とはいかなる時代かを問いかけるものです。本書は、こうした課題に、都市空間の社会的秩序の形成に焦点をあてる「都市ガバナンス」の視点から取り組んだ共同研究の成果です。20世紀とはいかなる時代であったのかを内在的に理解するための糸口となれば幸いです。



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