一橋教員の本
移民国家アメリカの歴史 （岩波新書, 新赤版 1744）
 |
貴堂嘉之著 |
著者コメント
アメリカ合衆国は「移民の国」──誰もが口にするこの国のかたちは、いかに形成され、どう変貌してきたのか。移民を近代世界のグローバルな人流のなかに位置づけ、また日本や中国などアジア系移民の歴史経験に着目して、アメリカ史をとらえなおしました。トランプ政権下で揺れ動く「移民国家アメリカ」の〈いま〉を考えるためにも、また移民受入が秒読み状態となっている日本社会の〈これから〉を考えるためにも、ぜひ手にとっていただければと思います。
本学の教員だった本田創造先生の『アメリカ黒人の歴史 新版』（岩波新書）のように、アメリカ史の必読本として長く読み継がれる本になればいいなと思っています。