一橋教員の本
殿様が三人いた村 : 葛飾郡幸谷村と関家の江戸時代 (ふるさと文庫 ; 215)
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渡辺尚志著 |
著者コメント
本書は、下総国葛飾郡幸谷村(しもうさのくにかつしかぐんこうやむら)(現千葉県松戸市)の有力百姓だった関家に伝わる古文書を読み解き、江戸時代における村人たちの姿を描いたものです。本書は、1つの村を舞台としたものですが、幸谷村の具体的なあり方の中には、ほかの全国各地の村と通底するところがたくさんあります。 幸谷村の歴史は、世界のどこにも同じものがない個性的な歴史であると同時に、そこには広く江戸時代の村一般を考える際のヒントもたくさん含まれています。 ですから、江戸時代の農村史・民衆史に関心のある方に読んでほしいと思います。