一橋教員の本

戦う姫、働く少女(POSSE叢書;3)

戦う姫、働く少女

河野真太郎
堀之内出版  2017年7月刊行
ISBN : 9784906708987

刊行時著者所属:
 河野真太郎(商学研究科)

著者コメント

 本書が目指すのは、「戦闘美少女の社会的分析」である。ナウシカから『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のレイにいたるまで、わたしたちのポピュラー・カルチャーは戦う姫たち・少女たちの姿であふれている。それらの少女たちは、いったいいかなる社会の変化を、そしてどのような願望のありかを指し示しているのか?この疑問に取り組むにあたって軸となるのは労働の問題、それもとりわけ女性の労働/女性と労働という問題だ。少女たちが文字通りに働くジブリ作品はもちろん、現代に氾濫する「解放された女性」たちの物語と、新自由主義とポストフォーディズム下における女性的労働そして女性化された労働の世界との関係はいかなるものなのか?本書はその問題を、ポピュラー・カルチャーにとどまらない文化を縦横無尽に論じ、接続することで浮き彫りにし、わたしたちの現在を乗り越える。(本書の帯より)



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