一橋教員の本
アーカイブズの現在・未来・可能性を考える : 歴史研究と歴史教育の現場から
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渡辺尚志編 |
著者コメント
本書は、一橋大学大学院社会学研究科において、2013~2015年度に行なわれた授業科目「先端課題研究13 社会科学におけるアーカイブズ活用の可能性」の参加者による共同研究の成果です。この本では、信濃国松代藩真田家文書にみる武士と百姓の関係の特質、幕末の江戸城における儀礼と文書、明治における新聞の受容と読者のネットワーク、市民団体・教職員組合の記録資料の保存と活用、アジア・太平洋戦争中に描かれた漫画を活用した歴史教育の授業実践、「記憶のアーカイブ」としてのアジア・太平洋戦争の「戦跡」、南アフリカにおけるアーカイブズ構築と歴史意識などさまざまな角度から、研究・教育の現場におけるアーカイブズの活用の可能性について考察しています。