一橋教員の本
移行期の東海地域史 : 中世・近世・近代を架橋する
渡辺尚志編 |
著者コメント
日本列島の中心に位置し、東日本と西日本をつなぐ要衝が東海地域です。東海道という交通の大動脈が通り、地形的にも山あり海ありの、個性と多様性に富んだ当地は、時代の転換期においても特筆すべき動きを示していました。本書は、東海地域に視座を定めて、中世から近世、近世から近代という二つの移行期を通時的に捉え、政治・経済・社会・文化など多様な角度から移行期を読み解くことで、時代の枠組みを越えたダイナミックな研究視角を提示しようとしたものです。