一橋教員の本
学校の戦後史
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木村元著 |
著者コメント
本書は、学校の戦後史を、戦後の人びとの就学や進学の行動に注目することで、戦後を生きた一人ひとりの学校とのかかわり方の集積でありながらそれを超えて築かれてきた戦後の学校の歴史として描こうとしました。もちろん、その学校の戦後史のなかには、読者のそれぞれの経験も重なって刻まれているはずです。それらを組み合わせて、学校のあゆみをとらえてほしいとおもいます。
書店の宣伝文には「70年の軌跡を俯瞰し改革の動向を見据える」とありますが、学校を中心とした戦後の教育改革が謳われているこんにち、本書が広い視点からそれを考える助けになることを期待します。