一橋教員の本
新EU論
植田隆子・小川英治・柏倉康夫編(小川英治・中西優美子(ほか)執筆) |
著者コメント
植田隆子・小川英治・柏原康夫編『新EU論』の本の基礎となっているのが、2006年4月から4年間放映された放送大学大学院科目「EU論」の教科書『EU論』(放送大学教育振興会)である。その後、リスボン条約が発効し、また、EUが拡大して、28か国になった。そのような変化を受け、今回、『EU論』を全面的に見直し、アップデートをはかり、同時に、内容も大幅に加筆した、『新EU論』が出版されることになった。
編者の1人である小川英治先生(一橋大学大学院商学研究科教授、本学副学長、EUSI理事長)は、単一通貨ユーロを研究テーマの1つとされているが、本著では、「第5章 経済統合への道、統合にかかわる政策」、「第6章 通貨統合」及び「第7章 経済通貨統合の現実」を担当されている。また、共同執筆者である中西優美子(一橋大学大学院法学研究科教授、EUSI執行委員)は、「第2章 機構と政策の仕組み」、「第3章 EUの法制度」及び「第4章 EUの司法制度」を担当している。
本書は、EUを歴史的、法的、経済的、国際関係的等さまざまな観点から取り扱っている。本学の「EU入門」、「EU論」、「EU Research Skills」、「EU ワークショップ」及び「EU法」の受講生だけではなく、EUに関心をもつ、学生及び社会人にぜひ読んでほしいと考える。