一橋教員の本

百姓たちの水資源戦争

カバー画像:百姓たちの水資源戦争

渡辺尚志
草思社 2014年2月刊行
ISBN : 978-4-7942-2036-3 本体価格1,800円+税

刊行時著者所属:
 渡辺尚志(社会学研究科教授)

著者コメント

 本書は、江戸時代の百姓たちが、水とどのように関わって生きてきたのかについて述べたものです。百姓たちにとって、水は飲料水・生活用水であるとともに、農業用水としても不可欠でした。水の確保は、死活問題だったのです。けれども、江戸時代においても水資源は有限でした。そこで、水不足の年などには、同じ川から農業用水を取水する村々の間で、水をめぐる争いが起こりました。本書では、江戸時代に生きたわれわれの先祖たちが、水をめぐって、一面では対立し争い、他面では協力してきた歩みを、具体的に述べています。



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