一橋教員の本
文学研究のマニフェスト
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三浦玲一編著; 遠藤不比人, 越智博美, 大田信良, 河野真太郎, 中井亜佐子, 中山徹著 |
著者コメント
文学研究の現在を、英米文学研究の視座から考えようというのが、本書の目論見です。われわれの研究が現在どのようなものとなっているのかを示すという意味もありますし、同時に、批評とはなにか、いわゆる文学理論とはどういうものかをというのを示す入門書という性格も兼ね備えています。「現在」とは、グローバル化と新自由主義の現在という意味でもあり、一方ではいわゆる「サブカル」が興隆し、他方では大学での英語教育において「文学」が求められなくなったという現在でもあります。そのような「現在」を、文学研究の危機ではなくむしろ好機ととらえました。一橋の教員が5人書いてます。
(三浦玲一)