一橋教員の本

自衛力論の論理と歴史 : 憲法解釈と憲法改正のあいだ

自衛力論の論理と歴史 : 憲法解釈と憲法改正のあいだ

自衛力論の論理と歴史 : 憲法解釈と憲法改正のあいだ

浦田一郎
日本評論社 2012年4月刊行
ISBN : 978-4-535-51902-2 本体5,000円+税
刊行時著者所属:浦田一郎(一橋大学名誉教授)

著者コメント

 日本国憲法の平和主義に関する政府の解釈の枠組をなすのは、「自衛力」論である。それによれば、「自衛のための必要最小限度の実力」を保持、行使することは合憲だとされている。これは安保体制や自衛隊を正当化する役割を果たしてきたが、今では集団的自衛権行使に対する歯止めになっている。その論理の構造と形成の歴史を考えてみた。



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