一橋教員の本
自衛力論の論理と歴史 : 憲法解釈と憲法改正のあいだ
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自衛力論の論理と歴史 : 憲法解釈と憲法改正のあいだ浦田一郎著 |
著者コメント
日本国憲法の平和主義に関する政府の解釈の枠組をなすのは、「自衛力」論である。それによれば、「自衛のための必要最小限度の実力」を保持、行使することは合憲だとされている。これは安保体制や自衛隊を正当化する役割を果たしてきたが、今では集団的自衛権行使に対する歯止めになっている。その論理の構造と形成の歴史を考えてみた。