一橋教員の本
人間行動から考える地震リスクのマネジメント : 新しい社会制度を設計する
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人間行動から考える地震リスクのマネジメント : 新しい社会制度を設計する齊藤誠, 中川雅之編著 |
著者コメント
本書に収められているそれぞれの研究は、人間行動の機微を踏まえた上で"緩やかな介入主義"と呼ばれている政策手法によって、地震リスクのマネジメントに関わる課題解決を図ることを目的として展開されてきたものです。さまざまな実証研究の結果によると、人間は"目に見えない"地震リスクに生来的に無頓着というわけではなく、ちょっとした工夫や働きかけを契機として地震リスクに対する認識を高め、地震リスクに真正面から向き合うことができることを示しています。