一橋教員の本
百姓たちの幕末維新
百姓たちの幕末維新渡辺尚志著 |
著者コメント
この本は、百姓たちが、幕末維新期という激動の時代をいかに生き抜いたかを明らかにしたものです。幕末といえば、武士の活躍のみが語られがちです。けれども、当時の日本人の約八割は百姓だったのであり、彼らの営みを見ずしては、幕末という時代を真に理解することはできません。そこで、本書では、幕末の百姓たちの衣食住から、土地と農業への想い、年貢をめぐる騒動、百姓一揆や戊辰戦争への関わり、明治になってからの百姓までを、わかりやすく描きました。