一橋教員の本
ケースブック労働法 第3版
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ケースブック労働法 第3版 |
荒木尚志, 奥田香子, 中窪裕也[ほか]著 有斐閣 2011年3月刊行 ISBN : 978464114425-5 本体4,800円+税 |
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刊行時著者所属 : 中窪裕也(一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授) |
著者コメント
労働法の基本となる重要判例をカバーした、法科大学院向けのケースブックで、初版は2005年、第2版は2008年に出ました。8人による共編著ですが、まずは判例そのものをじっくり読んだ上で、基本問題、発展問題、関連問題という3段階の設問を考えることを通じて、その意味を深く、かつ多角的に理解できるように設計されています。
私のお薦めは、いちばん最初に出てくる「労働法とは何か」というユニットです。大正11年の大審院判例など戦前の文献もひらがな化して掲載していますので、それとの対比の中から、今日の労働法の意義と課題を考えてみてください。