一橋教員の本
多言論的自然主義の可能性 : 哲学と科学の連続性をどうとらえるか
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多言論的自然主義の可能性 : 哲学と科学の連続性をどうとらえるか |
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井頭昌彦著 新曜社 2011年9月刊行 ISBN : 9784788512054 本体4,200円+税 |
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刊行時編者所属 : 井頭昌彦(一橋大学大学院社会学研究科講師) |
著者コメント
「いま現代哲学界では「自然主義」がホットな話題らしい。従来、この立場は、すべての事象は物理科学によって明らかにできるとする科学主義・物理主義として理解されてきましたが、いまやこのような理解は古いそうです。本書は、このような自然主義理解の誤りを正し、さらに科学主義や物理主義をとらない「多元論的自然主義」という新たな立場を提示することで、哲学と科学の関係を考えなおすための基本的な枠組みと新たな切り口を提供します。一般読者にも理解できる平易な語り口で書かれた、日本から世界に発信する、新しい科学哲学の成果といえましょう。」(新曜社HPより)――日本科学哲学会・石本賞受賞作――