一橋教員の本
原発危機の経済学 社会科学者として考えたこと
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原発危機の経済学 社会科学者として考えたこと |
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齊藤誠著 日本評論社 2011年10月刊行 ISBN : 9784535556874 本体1,900円+税 |
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刊行時編者所属 : 齊藤誠(一橋大学大学院経済学研究科教授) |
編著者コメント
本書の主張を一言でまとめると、原発に関わる事業を特別扱いすべきではないということです。他の事業を見つめる視点と同じく、原発事業が収益プロジェクトとして成立するのかどうかを考察しています。
原発技術は、非常に厄介な技術ですが、だからこそ、民間企業が原発技術に関する意思決定を行う場合には、企業経営や企業金融の原理原則に則るべきなのです。
本書でそう考えているところが、まったく逆方向ですが、原発技術を特別扱いしようとしている「原発推進」や「反原発」の立場との大きな違いです。
ぜひとも、手にとって読んでください。