一橋教員の本

近世後期大名家の領政機構 : 信濃国松代藩地域の研究?

 
近世後期大名家の領政機構 : 信濃国松代藩地域の研究?  

近世後期大名家の領政機構 : 信濃国松代藩地域の研究?

 荒武賢一朗, 渡辺尚志
岩田書院   2011年5月刊行
ISBN : 9784872946956    本体6,900円+税
 刊行時編者所属 : 渡辺尚志(一橋大学大学院社会学研究科)

編者コメント

 この本は、私のゼミのメンバーも参加している共同研究の、三冊目となる成果報告書です。この共同研究は、信濃国松代藩領をフィールドとして、江戸時代にそこに生きた多様な人々のすがたを総体として復元しようとするものです。その中でも、この本では藩士たちに焦点を合わせました。一口に藩士といっても、上は家老から下は下級役人までさまざまです。そこで、彼らを「武士層」とか「領主層」などと一括りにするのではなく、一人一人の個性に注目して分析してみました。そうすることで、個性的な藩士たちが取り結ぶ関係の束としての藩のあり方が見えてきたのではないかと思います。



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