一橋教員の本

証券化の知識 第2版

 
証券化の知識

証券化の知識 第2版

大橋和彦
日本経済新聞出版社 2010年2月刊行
ISBN : 9784532112165 本体860円+税
刊行時著者所属 : 大橋和彦(一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授)

著者コメント

 不確実性下のリスク配分に関し1950年代ArrowとDebreuによって定式化された条件付き請求権のアイディアは、1970年代のBlack、Scholes、Mertonによるオプション価格式を皮切りとしたデリバティブ理論の発展を背景に、数理経済学者の空想の産物から現実のビジネスの基礎へと変貌しました。リスクを束ね、切り分け、最も高く評価する経済主体に分担させる。その仕組みとして、証券化も1970年代以来大きな発展を遂げ、現代の金融市場になくてはならない存在になりました。そのような証券化の仕組みや役割を学びたい、経済学のアイディアがどのように実務で利用されるか知りたい、金融危機を受け今後の金融市場のあるべき姿を考えたい。そういう皆さんに是非読んで頂きたいと思います。



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