一橋教員の本

中国の格差、日本の格差 : 格差社会をめぐる日中共同シンポジウム

 
中国の格差、日本の格差 : 格差社会をめぐる日中共同シンポジウム  

中国の格差、日本の格差 : 格差社会をめぐる日中共同シンポジウム

 渡辺雅男 [ほか] 編
彩流社   2009年11月刊行
ISBN : 9784779114779    本体2,800円+税
 刊行時編者所属 : 渡辺雅男(一橋大学大学院社会学研究科)

編者コメント

 急激な経済成長のなかで貧富の差の拡大に苦悩する中国、構造改革の行き詰まりから表面化した諸問題を抱える日本…。解決に必要なものは何かをさぐる一橋大学社会学研究科、清華大学人文社会科学学院、中国社会科学院政治研究所による昨年のシンポジウムの記録。時流に乗って出版される数多くの「格差」本と本書が決定的に異なるのは、本書が格差の実態解明(社会構造と価値観と政治状況における格差の分析)だけでなく、格差社会を克服する理念と思想(「市民社会」論)を提唱している点である。社会科学の立場から格差社会の問題に取り組んだ成果として、本書は本研究科の最新の学問業績のひとつに数えられる。



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