一橋教員の本

自立的精神を求めて : 季刊『理論』の時代

 
自立的精神を求めて : 季刊『理論』の時代
写真提供:こぶし書房
 

自立的精神を求めて : 季刊『理論』の時代

 小宮山量平 [ほか] 著 ; 渡辺雅男インタビュー
こぶし書房   2008年12月刊行
ISBN: 9784875592297   本体2,800円+税
 刊行時著者所属 : 渡辺雅男(一橋大学大学院社会学研究科)

著者コメント

 かつて戦争中、一橋大学の学生たちは、教員と一緒になって『統制経済』というユニークな雑誌を刊行していました。そのときの学生側メンバーの中心にいた一人、小宮山量平さんは戦後理論社を興し、季刊『理論』という社会科学雑誌を刊行します。戦中から戦後にかけて日本思想界に一時代を画した両雑誌が訴え続けた精神とはなんだったか。発行者小宮山を囲んで執筆者・愛読者・若き研究者たち三世代が徹底的に照らし出そうとしたのが本書です。また、本書は、戦中から戦後にかけて一橋の出版文化を知る貴重な手がかりでもあり、戦後黄金期を迎えた一橋の文化的雰囲気を今によみがえらせてくれる貴重な回想でもあります。(渡辺雅男)



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