一橋教員の本
百姓の力 : 江戸時代から見える日本
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百姓の力 : 江戸時代から見える日本 |
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渡辺尚志著 【ハードカバー版】 柏書房 2008年5月刊行 ISBN:9784760133369 【文庫版】 KADOKAWA(角川ソフィア文庫) 2016年12月刊行 ISBN:9784044000035 刊行時著者所属: 渡辺尚志(一橋大学大学院社会学研究科) |
著者コメント
日本の近世、すなわち江戸時代の村社会とはどのような社会だったのでしょうか。本書は、所有の問題を重視しつつ、小農(小百姓)・豪農(上層百姓)・村(村落共同体)・地域社会の4者に焦点を当てることで、このテーマを読み解いてみようとしたものです。江戸時代の村で培われた人々の心性は、今の私たちにも受け継がれています。21世紀の今日でも、村人たちの行動様式は、社会の随所に息づいているのです。私たちの先祖の貴重な達成の一端を、本書から読み取ってもらえれば幸いです。(渡辺尚志)