一橋教員の本

日本の交通ネットワーク 

 
 

日本の交通ネットワーク

 山重慎二, 大和総研経営戦略研究所編著
中央経済社   2007年8月刊行
ISBN:9784502394102   本体3,000円+税
 編著者紹介:山重慎二

編著者コメント

日本経済が、今後、高齢化、人口減少、公的債務累積といった厳しい社会・財政状況の中で、グローバル化の風に乗り、調和のとれた成長を遂げていくためには、安全で、効率的で、活力のある交通ネットワークを持つことが必要である。しかし、日本では、今なお主要な交通ネットワーク事業が公共部門に委ねられ、経済のボトルネックにもなりうるような状況も見られる。本書では、その現状と課題を明らかにし「民間の力を最大限活用することで、質の高い交通ネットワークを効率的に維持していく」という観点から、改革のビジョンを提示する。
本書は、交通ネットワーク事業の特性と改革の方向性に関する理論的な枠組みを提示する第I部と、その枠組みの下で、鉄道、道路、空港、港湾、地下鉄・バス等という5つの交通ネットワーク事業について、現状、歴史、海外事例などを見ながら大胆な改革案を提示する第II部から構成されている。これからの日本の社会・経済を支える重要なインフラの一つとしての交通ネットワークのあり方に関心のある人に是非読んで頂きたい。(山重慎二)



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