一橋教員の本
「国語」の近代史 : 帝国日本と国語学者たち
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安田敏朗著 中央公論新社 2006年12月刊行 ISBN:4121018753 本体880円+税 | ||
著者紹介 |
著者コメント
本書では、近代日本の「国語」がどのように形成され、それが植民地社会にどのように移 植されていき、さらに「大東亜共栄圏」大にまで帝国化した際に新たに「日本語」という 概念を生み出しながらどのように変化をはかっていったのかについて、なるべく具体的な 事例にもとづいて論じたものです。その「国語」や「日本語」をつくっていく際に果たし た学問の位置についても考えてみました。そして敗戦後「民主化」された日本社会のなか で「国語」に再度与えられた役割についても考察しました。さらに「国語」が去っていっ たあとの韓国社会に、かつての「国語」がどのような形で影響を与えているのかについて も短いながら考察を加えました。はじめて書いた新書です。多くの読者に恵まれますこと を。